小清水四郎さんについて

生い立ちと生涯

昭和7年  養蚕、葉タバコ農家の4男として誕生

昭和26年 陸上自衛隊の前身である警察予備隊に入隊(駐屯地:北海道)

大学卒業後、京浜女子大(現鎌倉女子大)の高等部英語教師として勤務

昭和64年 勤続33年の教員を退職、その後自宅にて英語塾を開く

平成12年 「里山を蘇らせる会」を地元有志と共に創設

平成25年11月 「急性進行性糸球体腎炎」が原因で81歳で逝去

シローさんを偲んで

つちやの野・山・田んぼ・畑・川を絶好の遊び場として育ち、教師時代、当時珍しかった自家用車(トヨペットコロナ)を中古で購入し、休日にはドリームランドや土砂降りの中、山中湖へのドライブ、ヤビツ峠の沢でのキャンプ等、色々なところに連れて行ってもらったことは懐かしい思い出です。教師のころ女子大生・高校生を引率して全国を徒歩で行脚、帰宅すると豆だらけの足を治療。そばで見ていて敬遠していたものです。そして山登りとカメラが趣味で、山行きのあと、リュックなどの登山用品を軒先に干していました。箱根ボランティア解説員や公園指導員を務め米軍座間キャンプのイベントや基地の小学生と交流を深めたり、地元では山を愛する会を設立、数多くの山行きやスキー教室棟、晩年は趣味を生かした地域活動を積極的に進めておりました。ご家族の話として創設間もないころ、会のイベント案内に自宅の電話番号を記載したため、早朝から電話ラッシュ。その後番号を変更したそうです。趣味としてなんにでもチャレンジしたそうですが長続きせず、自宅新築引っ越しの時にも里山に逃げられ・・・。でも飽きることのなかった里山の整備や、子供たちへの積極的なPRが実を結び、皆さんから喜ばれるフィールドを作り上げてくれました。現在、ご多分にもれず高齢化が進んでいますが、農業機械の提供やメンテをしてくれる人がいたり、遠方から里山整備に早朝から駆けつけてくれたり・・・。ありがたいです。シローさんも里山を望むところから、にこやかに見つめていることでしょう。

うーんとねー、それではねーと声が・・・風に乗って聞こえてくるような。

副会長 小清水 茂 (甥)

 

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