秋晴れのさわやかな土曜日、先日稲刈りをして干してあったイネを脱穀しました。
はさかけに架けて干していたイネも乾燥して脱穀を待っています。
学生さんも参加で脱穀機にかけます。
脱穀すると籾(もみ)となります。籾に覆われているのでこのままでは食用にはなりません。
籾をもみすり機にかけると玄米ともみがらに分かれます。
こちらが日常ご飯で食べる「うるち米」。半透明です。このまま玄米として食べられますが、普通は玄米の表面にある「ぬか」を削って「白米」にしてから炊飯します。里山で栽培したうるち米の品種は「はるみ」といい、平塚市内の研究機関で育成された平塚生まれで食味のよいコメです。
こちらは「もち米」。白く不透明で、うるち米よりも形が丸っこいです。里山で栽培したのは「マンゲツモチ」という神奈川県の奨励品種です。
機械のない時代には千歯こき(せんばこき)で脱穀していました。
さらにその後に足踏み式の脱穀機が登場しました。この装置の原理は今のコンバイン(収穫機)にも使われています。
軽トラックが田んぼにはまって動けなくなるアクシデントも。
おコメは計量して小分けしました。モチ米は里山祭りのモチつきでも使います。
先生から学生さんに指導中。よい実習の機会となったようです。毎日食べているおコメですが、今では、イネからどうやっておコメにするのかを見る機会はめずらしくなりました。
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